【第51回衆院選】高市内閣国務大臣たちの選挙情勢・第2回

時事

高市内閣閣僚の選挙区情勢分析、第2弾をお届けします。前回に引き続き、政権を支える重要ポストの大臣たちが出馬している選挙区を取り上げます。2月8日の投開票日まで残りわずかとなった今、各選挙区では激しい選挙戦が繰り広げられています。地域の特性や政治状況を踏まえながら、閣僚たちがどのような戦いを展開しているのか、詳しく見ていきましょう。

農林水産大臣 すずきのりかず(山形2区)

候補者プロフィール

すずきのりかず(自民党・前職)44歳 自民党の現職で当選5回。農林水産大臣として農業政策の重要ポストを担う若手閣僚。山形2区(米沢市・南陽市・長井市など)を地盤とし、自民党選挙区支部長として地元組織を固める。比例東北ブロックとの重複立候補。農業県・山形での実績を武器に選挙戦に臨む。

きくち大二郎(国民民主党・前職)43歳 国民民主党所属で当選1回の現職。政党役員として国民民主党の政策を前面に押し出す。比例東北ブロックとの重複立候補で、前回当選の実績を活かしてすずき氏に挑む。同世代対決の構図。

岩本こうじ(共産党・新人)60歳 日本共産党の政党役員。初出馬で政権批判票の獲得を目指す。

選挙情勢

山形2区は現職同士の激しい戦いとなっている。すずき農水大臣は閣僚としての実績と農業県・山形での政策実行力を訴え、優位に立っている。しかし、国民民主党のきくち氏も前回当選の勢いを維持し、同世代対決として注目を集めている。共産党の岩本氏は支持拡大に苦戦。最終的にはすずき氏の閣僚としての知名度と地元組織力が勝り、当選が見込まれるものの、きくち氏の追い上げ次第では接戦となる可能性もある。農業政策を重視する有権者の動向が鍵を握る選挙区となっている。

前衆議院選挙の結果

名前政党得票数
すずき のりかず自由民主党105,416票当選
きくち 大二郎国民民主党56,359票比例復活
にとうべ とうまれいわ新選組15,811票
岩本 こうじ日本共産党8,496票

 

経済産業大臣 赤沢りょうせい(鳥取2区)

候補者プロフィール

赤沢りょうせい(自民党・前職)65歳 自民党の現職で当選7回。経済産業大臣として経済政策の中核を担う。鳥取2区(倉吉市・米子市など)を長年地盤とし、比例中国ブロックとの重複立候補。経済政策のベテランとして国政での豊富な実績を持ち、地元での信頼も厚い。

湯原俊二(中道改革連合・元職)63歳 中道改革連合の政党役員で、当選2回の元職。比例中国ブロックとの重複立候補。国会経験を活かし、赤沢氏に挑戦する。

福住ひでゆき(共産党・新人)50歳 日本共産党の政党役員。初出馬で政権批判票の獲得を目指す。

選挙情勢

鳥取2区は赤沢経産大臣が優勢に選挙戦を展開している。7期の実績と閣僚としての知名度、そして長年培ってきた地元組織の強固さが光る。中道改革連合の湯原氏も元職として国会経験を武器に追い上げを図るが、赤沢氏の牙城を崩すには至っていない。共産党の福住氏は支持拡大に苦戦。最終的には赤沢氏が安定した得票で当選する見通し。経済政策の要として政権を支える赤沢氏の地元での支持は盤石で、大差での勝利が予想される選挙区となっている。

前衆議院選挙の結果

名前政党得票数
赤澤 りょうせい自由民主党81,526票当選
湯原 俊二立憲民主党43,696票
福住 ひでゆき日本共産党6,655票

 

国土交通大臣 金子やすし(熊本4区)

候補者プロフィール

金子やすし(自民党・前職)64歳 自民党の現職で当選9回。国土交通大臣として社会資本整備・防災政策の要を担う。熊本4区(天草市・八代市など)を長年地盤とし、自民党熊本県第四選挙区支部長として強固な組織を持つ。比例九州ブロックとの重複立候補で万全の態勢を敷く。

やがみ雅義(維新・元職)65歳 日本維新の会所属で当選3回の元職。会社役員の経歴を持つ。比例九州ブロックとの重複立候補で、維新の勢いに乗って金子氏に挑戦。国会経験を武器に戦う。

もとむらくみ子(共産党・新人)68歳 万江保育園園長。日本共産党公認で初挑戦。

上田いたる(国民民主党・新人)49歳 会社代表取締役社長。国民民主党公認で初出馬。比例重複。

植田たかとし(参政党・新人)41歳 建設コンサルタント・自営業。参政党公認で初挑戦。

選挙情勢

熊本4区は金子国交大臣が優勢だが、維新のやがみ氏との激しい戦いが繰り広げられている。金子氏は9期の実績と閣僚としての知名度、地元組織の強さを武器に優位に立つが、やがみ氏も元職としての国会経験と維新の勢いを背景に追い上げを見せている。国民民主、共産、参政各党の候補は支持拡大に苦戦。最終的には金子氏の組織力と実績が上回り当選が見込まれるが、やがみ氏との票差次第では接戦となる可能性もある。熊本地震からの復興やインフラ整備に対する有権者の評価が選挙結果を左右する。

前衆議院選挙の結果

名前政党得票数
金子 やすし自由民主党119,947票当選
笹本 ゆきこ立憲民主党49,672票
矢上 雅義日本維新の会36,203票

 

環境大臣 石原ひろたか(東京3区)

候補者プロフィール

石原ひろたか(自民党・前職)61歳 自民党の現職で当選6回。環境大臣・原子力防災担当大臣として環境政策の要を担う。東京3区(品川区・大田区の一部)を地盤とし、比例東京ブロックとの重複立候補。政界の名門・石原家の一員として知名度も高く、環境政策での実績を訴える。

石崎とおる(維新・元職)42歳 日本維新の会所属で当選3回の元職。企業経営者の経歴を持つ。「負担を減らし、手取りを増やす」をスローガンに、維新の勢いで石原氏に挑む。比例重複。

あべ祐美子(中道改革連合・前職)61歳 中道改革連合所属で当選1回の現職。「ママの心と、記者の目で」をキャッチフレーズに、子育て・教育・雇用政策を訴える。比例重複。

石田しんご(国民民主党・新人)46歳 国民民主党公認で初挑戦。「一人の声から始まる政治」を掲げる。比例重複。

植木ひろたか(参政党・新人)43歳 元植木屋で参政党公認。金融のプロとしての経歴も持つ。比例重複。

選挙情勢

東京3区は石原環境大臣が優勢だが、複数の対抗馬との混戦模様となっている。石原氏は閣僚としての実績と知名度を武器に優位に立つが、維新の石崎氏も元職として国会経験を活かし追い上げを図る。中道改革連合のあべ氏も現職として一定の支持を維持。国民民主、参政両党の候補も票の奪い合いに参戦し、票が分散する展開。最終的には石原氏の組織力と閣僚としての実績が勝り当選が見込まれるが、野党票の動向次第では予断を許さない状況が続いている。

前衆議院選挙の結果

名前政党得票数
石原 ひろたか自由民主党61,660票当選
あべ 祐美子立憲民主党54,178票比例復活
おくもと ゆり国民民主党30,351票
吉平 としたか日本維新の会25,745票
香西 かつ介日本共産党12,056票
かわぐち めぐみ無所属8,822票
植木 ひろたか参政党8,731票

 

防衛大臣 小泉進次郎(神奈川11区)

候補者プロフィール

小泉進次郎(自民党・前職)44歳 自民党の現職で当選6回。防衛大臣として安全保障政策の最前線に立つ。神奈川11区(横須賀市・三浦市)を地盤とし、父・小泉純一郎元首相の地盤を継承。小選挙区単独立候補で、圧倒的な知名度と地元での絶大な支持を誇る。次世代のリーダーとして党内外から注目を集める。

ためそう稔(共産党・新人)72歳 日本共産党公認で初挑戦。政権批判票の受け皿を目指す。

前林こうへい(参政党・新人)40歳 参政党公認の会社員。初出馬で既成政治への批判を展開。

選挙情勢

神奈川11区は小泉防衛大臣の圧勝が確実視されている。全国的な知名度と防衛大臣としての実績、そして父の代から続く横須賀での鉄壁の地盤により、他候補の追随を全く許さない状況。共産党、参政党の候補は組織力・知名度ともに劣り、支持拡大に苦戦している。小泉氏は小選挙区単独立候補でありながら余裕の選挙戦を展開しており、圧倒的な得票差での当選が予想される。高市内閣の顔として、そして自民党の次世代リーダーとして、その地元での強さを改めて示す選挙区となる。

前衆議院選挙の結果

名前政党得票数
小泉 進次郎自由民主党129,779票当選
ためそう 稔日本共産党24,850票
はじかの ひろき参政党24,718票

 

まとめ

今回も様々な選挙区の情勢を見てきました。閣僚といえども、地元では厳しい選挙戦を強いられているケースも少なくありません。一方で、長年の地盤を活かして安定した戦いを展開している大臣もいます。次回最終回でも、引き続き注目の選挙区を取り上げます。投開票日まであとわずか、各選挙区の結果が政権の行方を左右することになるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました