2026年2月8日投開票の第51回衆議院議員総選挙では、総理大臣経験者たちも各選挙区で選挙戦を戦っています。かつて日本のトップリーダーとして政権運営を担った彼らは、今回の選挙でどのような戦いを展開しているのでしょうか。本記事では、総理経験者が立候補している選挙区の情勢を分析します。政権運営の経験と実績を持つ元総理たちが、地元でどのような支持を得ているのか、各選挙区の状況を見ていきましょう。
第104代内閣総理大臣 高市早苗(奈良2区)
候補者プロフィール
高市早苗(自民党・前職)64歳 第104代内閣総理大臣として現在政権を率いる現職総理で当選10回。「日本を守る。未来を拓く」をスローガンに掲げる。奈良2区(橿原市・桜井市・御所市など)を地盤とし、小選挙区単独立候補。日本初の女性総理大臣として国政を牽引し、強力な保守政策と経済政策を推進している。
池田えい子(共産党・新人)59歳 日本共産党公認で初挑戦。現職総理に挑む唯一の対抗馬として、政権批判票の受け皿を目指す。
選挙情勢
奈良2区は高市総理の圧勝が確実視されている。現職総理という圧倒的な知名度と10期の実績、そして長年培ってきた奈良での鉄壁の地盤により、他の追随を許さない状況。共産党の池田氏は唯一の対抗馬として立候補しているが、組織力・知名度ともに大きく劣り、高市氏の牙城を崩すことは不可能な状況。小選挙区単独立候補でありながら余裕の選挙戦を展開しており、圧倒的な得票差での当選が予想される。日本初の女性総理として政権を率いる高市氏の地元での絶対的な支持を改めて示す選挙区となる。現職総理の選挙区として全国から注目が集まっている。
前衆議院選挙の結果
| 名前 | 政党 | 得票数 | |
|---|---|---|---|
| 高市 早苗 | 自由民主党 | 128,554票 | 当選 |
| おざき 充典 | 立憲民主党 | 36,371票 | |
| 服部 ちか | 日本維新の会 | 34,354票 | |
| 池田 えい子 | 日本共産党 | 14,313票 |
第102-103代内閣総理大臣 石破しげる(鳥取1区)
候補者プロフィール
石破しげる(自民党・前職)69歳 第102-103代内閣総理大臣を務めた自民党の前総理で当選13回。鳥取1区(鳥取市など)を地盤とし、比例中国ブロックとの重複立候補。防衛政策のスペシャリストとして知られ、総理退任後も党内で大きな影響力を持つ。地元鳥取での長年の実績と支持基盤を誇る。
やがわひろみ(国民民主党・新人)51歳 国民民主党の政党役員。初挑戦で比例中国ブロックとの重複立候補。石破氏に挑む。
豊てつや(参政党・新人)47歳 会社経営者。参政党公認で初出馬。比例重複。
塚田なるゆき(共産党・新人)62歳 日本共産党の政党専従。初挑戦で政権批判票の獲得を目指す。
選挙情勢
鳥取1区は石破前総理の圧勝が確実視されている。13期の実績と直近まで総理を務めた知名度、そして長年培ってきた鳥取での鉄壁の地盤により、他候補を圧倒している。国民民主、参政、共産各党の候補は組織力・知名度ともに大きく劣り、石破氏の牙城を崩すには至っていない。最終的には石破氏が大差で当選する見通しで、前総理としての実績と地元での絶対的な支持を改めて証明する選挙区となる。防衛政策の専門家として党内外から一目置かれる存在である石破氏の地元での強さは揺るぎないものとなっている。
前衆議院選挙の結果
| 名前 | 政党 | 得票数 | |
|---|---|---|---|
| 石破 しげる | 自由民主党 | 106,670票 | 当選 |
| あさくら 浩之 | 立憲民主党 | 12,389票 | |
| 岡田 まさかず | 日本共産党 | 6,220票 |
第100-101代内閣総理大臣 岸田文雄(広島1区)
候補者プロフィール
岸田文雄(自民党・前職)68歳 第100-101代内閣総理大臣を務めた自民党の前総理で当選11回。「声をかたちに 信頼ある政治」をスローガンに掲げる。広島1区(広島市中区・東区・南区)を地盤とし、自民党広島県第一選挙区支部長として組織を固める。比例中国ブロックとの重複立候補で態勢は万全。
川田海栄(中道改革連合・新人)28歳 参議院議員秘書・政党役員。28歳と若く、中道改革連合公認で初挑戦。比例重複で岸田氏に挑む。
はんどう大樹(れいわ新選組・新人)50歳 弁護士。れいわ新選組公認で初出馬。比例重複。
中原つよし(共産党・新人)69歳、山田はじめ(参政党・新人)36歳、うぶはらとしふみ(無所属・新人)58歳、黒木貞彦(無所属・新人)83歳も立候補。
選挙情勢
広島1区は岸田前総理が優勢に選挙戦を展開している。11期の実績と直近まで総理を務めた知名度、そして祖父の代から続く岸田家の地盤により、安定した支持を維持している。7人が立候補する混戦模様だが、中道改革連合、れいわ、共産、参政、無所属各候補は組織力・知名度ともに劣り、票が分散する展開。最終的には岸田氏の経験と地元での支持基盤が上回り、当選が確実視されている。前総理として政権運営を担った実績と広島での絶対的な地盤の強さを改めて示す選挙区となる。
前衆議院選挙の結果
| 名前 | 政党 | 得票数 | |
|---|---|---|---|
| 岸田 文雄 | 自由民主党 | 100,740票 | 当選 |
| 平本 浩一 | 立憲民主党 | 46,493票 | |
| 山田 はじめ | 日本維新の会 | 26,849票 | |
| 中原 つよし | 日本共産党 | 12,225票 | |
| うぶはら としふみ | 無所属 | 5,995票 |
第95代内閣総理大臣 野田よしひこ(千葉14区)
候補者プロフィール
野田よしひこ(中道改革連合・前職)68歳 第95代内閣総理大臣を務めた中道改革連合所属で当選10回。民主党政権時代の最後の総理として政権運営を担った。千葉14区(船橋市の一部)を地盤とし、小選挙区単独立候補。総理経験者として野党勢力の結集を図る立場にある。
ながの春信(自民党・新人)53歳 自民党公認で初挑戦。元総理の野田氏に挑む新人候補。小選挙区単独立候補。
やかまケンタ(共産党・新人)30歳 日本共産党公認で初出馬。30歳と若く、世代交代を訴える。
なかむら愛(参政党・新人)42歳 参政党公認で初挑戦。
選挙情勢
千葉14区は野田元総理が優勢に選挙戦を進めている。10期の実績と総理経験者としての知名度、そして長年培ってきた船橋での支持基盤が強固。自民党のながの氏は新人として挑むが、野田氏の地盤を崩すには至っていない。共産、参政両党の候補も支持拡大に苦戦。最終的には野田氏の経験と地元での信頼が上回り、当選が見込まれる。元総理として野党勢力の中心人物である野田氏の地元での支持は安定しており、自民党との対決構図の中で勝利が予想される選挙区となっている。
前衆議院選挙の結果
| 名前 | 政党 | 得票数 | |
|---|---|---|---|
| 野田 よしひこ | 立憲民主党 | 145,821票 | 当選 |
| 高橋 きょうすけ | 自由民主党 | 51,723票 | |
| 坂井 ようすけ | 日本共産党 | 11,505票 | |
| ミサオ・ レッドウルフ | れいわ新選組 | 10,547票 |
第92代内閣総理大臣 あそう太郎(福岡8区)
候補者プロフィール
あそう太郎(自民党・前職)85歳 第92代内閣総理大臣を務めた自民党の重鎮で当選15回。自民党政党役員として党内で大きな影響力を持つ。福岡8区(飯塚市・嘉麻市・田川市など)は祖父・吉田茂元総理から続く麻生家の地盤。小選挙区単独立候補で、長年培ってきた圧倒的な支持基盤を誇る。
沖園リエ(れいわ新選組・新人)51歳 市民団体代表。れいわ新選組公認で初挑戦。既成政治への批判票の受け皿を目指す。
森田としふみ(無所属・新人)62歳 ジャーナリスト、元那珂川町議。無所属で初出馬し、地域の声を訴える。
選挙情勢
福岡8区はあそう元総理の圧勝が確実視されている。85歳という高齢ながら、15期連続当選の実績と総理経験者としての知名度、そして祖父の代から続く麻生家の鉄壁の地盤により、他候補の追随を全く許さない状況。れいわ新選組、無所属の候補は組織力・知名度ともに大きく劣り、あそう氏の牙城を崩すには至っていない。小選挙区単独立候補でありながら余裕の選挙戦を展開しており、圧倒的な得票差での当選が予想される。元総理としての存在感と地元での絶対的な支持を改めて示す選挙区となる。
前衆議院選挙の結果
| 名前 | 政党 | 得票数 | |
|---|---|---|---|
| あそう 太郎 | 自由民主党 | 92,534票 | 当選 |
| かわの 祥子 | 日本共産党 | 35,493票 | |
| 森田 としふみ | 無所属 | 34,407票 |
まとめ
総理大臣経験者たちの選挙区を見てきました。国のトップとして政権運営を担った経験を持つ彼らも、地元では一人の候補者として有権者の審判を受けます。元総理としての知名度と実績は大きな武器となる一方で、政権時代の評価も選挙結果に影響を与えます。2月8日の投開票結果は、それぞれの総理経験者が地元でどれだけの支持を維持しているかを示す重要な指標となるでしょう。各選挙区の結果に注目です。

