滋賀県彦根市に「顕著な大雪に関する情報」発表——6時間で25cmの降雪、交通障害に警戒を

時事

2026年1月22日、今季最長の寒波の影響で近畿地方北部を中心に大雪となり、滋賀県彦根市では「顕著な大雪に関する情報」が発表されました。この情報が出された場合、どのような警戒が必要なのでしょうか。

彦根市の状況

滋賀県彦根市では、1月21日夜から雪が降り続き、22日午前4時までの6時間で25cmもの雪が積もりました。これを受けて彦根地方気象台は、災害や大規模な交通障害の恐れが高まっているとして「顕著な大雪に関する情報」を発表しました。

その後も雪は降り続き、午後3時時点で積雪は32cmに達しています。国宝・彦根城の天守が雪で見えなくなるほど視界が悪化する時間帯もあったといいます。

現地では除雪されていない場所を歩くと足がズボッと埋まるほどの深さがあり、除雪された道路でも路面が凍結している箇所が見られます。地元住民は久々の大雪に除雪作業に追われている状況です。

「顕著な大雪に関する情報」とは

「顕著な大雪に関する情報」は、気象庁が2018年12月から運用を開始した比較的新しい防災情報です。当初は北陸地方や東北の一部で運用が始まり、2021年12月からは滋賀県、京都府、兵庫県など近畿・中国地方にも拡大されました。

この情報は、重大な災害の発生する可能性が高まり、一層の警戒が必要となるような短時間の大雪が見込まれる場合に発表されます。具体的には、降雪の勢いが強く、除雪が追いつかないことで大規模な交通障害が発生する可能性が高い状況を想定しています。

大雨における「記録的短時間大雨情報」の雪版とも言われ、過去6時間に顕著な降雪が観測され、その後も大雪警報の基準を大幅に上回る降雪が続くと見込まれる場合に発表されます。

発表されたらどうすべきか

気象庁によると、「顕著な大雪に関する情報」が発表された地域では、以下の対応が重要です。

まず、不要不急の外出を控えることが大切です。また、他の地域からその地域に向かうことも避けるべきとされています。これは、大規模な車両滞留(立ち往生)を防ぐためです。

実際、この情報が過去に発表されたケースの多くで、大規模な車両滞留が発生しています。情報の発表と交通障害には高い相関関係があることが確認されており、発表された場合は特に警戒が必要です。

外出がやむを得ない場合は、冬用タイヤの装着はもちろん、スコップや防寒具、非常食などを車に積んでおくことが推奨されています。また、最新の道路情報や気象情報をこまめに確認することも重要です。

大雪関連の気象情報の種類

気象庁が発表する大雪に関する情報には、段階に応じていくつかの種類があります。

「早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい降雪が予想される場合、6日前までに発表されます。

「大雪に関する気象情報」は、警報級の大雪が見込まれる場合に1〜3日前から発表され、注意を呼びかけます。

「大雪警報・注意報」は、実際に大雪による災害の恐れがある場合に発表されます。

そして「顕著な大雪に関する情報」は、すでに大雪警報が出ている中でさらに一層の警戒が必要な場合に発表される、いわば最も緊急性の高い情報です。

今後の見通しと注意点

今回の寒波は「今季最長」とされており、しばらく厳しい寒さと降雪が続く見込みです。近畿地方では彦根市以外の地域でも大雪となっている場所があり、広い範囲で警戒が必要です。

屋外での注意点として、路面凍結によるスリップ事故や転倒、屋根からの落雪、除雪作業中の事故などが挙げられます。特に久しぶりの大雪となる地域では、雪への対応に不慣れな方も多いため、慎重な行動が求められます。

最新の気象情報をこまめに確認し、安全を最優先に行動しましょう。

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